障害福祉サービス事業のうち、複数の事業を一体的に行う事業所のことをいいます。
ALAS(アラス)では、「就労移行支援事業」および「就労継続支援事業B型」の2事業を行っています。
「就労移行支援事業」(定員10名、利用期間2年、65歳未満)
就労を希望している障がいがある方に対して、働くために必要な知識・能力を身につけるトレーニングやその人に合った職場探しのサポート、就労後の職場定着までのアフターケアを行います。(場合によって、利用期間は最大3年に延長することも可能です。)
《主なトレーニング内容》…利用者個々に合わせたプログラムを作成していきます。
・自己分析
働く目的を考える、自主性の重要性、適性検査、障がい理解、自身の強み・苦手なもの、リフレーミング、WRAP、就労までのプロセスの把握を行います。
・ストレスコントロール
良いストレスと悪いストレスの把握、身体的ストレスと精神的ストレスの種類、ストレスの緩和方法の習得を目指します。
・ビジネスマナー
挨拶の仕方や報告・連絡・相談によるコミュニケーション方法の習得とビジネスマナーについての理解を深めていきます。
・スキルアップ(パソコン)
パソコンの基本操作(タイピング、ワード・エクセル・パワーポイント・メールの操作・活用方法)、資格取得を目指して、就労に必要なスキルを身につけていきます。(その他、就職に必要な資格についても可能な限り対応します。)
・面接対策
電話対応、企業に入る前に必要なことの確認、服装・身だしなみ、入退室の仕方・マナー、学歴・職歴・通院歴・福祉サービス利用歴の確認、履歴書(志望動機、自己PR、障がい説明)・職務経歴書作成・添削、模擬面接を行い、合同面接会などの就職試験に備えていきます。
・その他
就労に向けての職場実習(自分の適性を把握)、ハローワーク・合同面接会への同行、就労先決定後の職場定着支援を随時実施していきます。
「就労継続支援事業B型」(定員10名)
通常の企業で働くことが困難であって、雇用契約に基づく就労も困難な方に対し、就労の機会および生産活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識および能力の向上のために必要な訓練を行います。生産活動や就労に必要な知識や能力が高まった方は、一般就労への移行を目指します。
《主な作業内容》…農業をメインとした作業を行います。
・畑作業(夏期)
市内の農地を利用し、じゃがいもなどの穀物類をはじめとする野菜栽培を実施します。
・酪農業(通年)
畑作業同様、市内の酪農家の協力を得て、馬の世話を行います。作業として、厩舎の清掃、餌やり、水やり、ブラッシング、引き馬を予定しています。
・施設外作業(通年)
関係機関・企業の協力を得て、パートナー先にて作業を行います。
※その他作業が追加・変更になる場合があります。
《土壌とメンタルの関係》
土壌に生息するバクテリアの一種に抗うつ剤と同じ効果あるという研究結果が報告されています。また、バクテリアは免疫力を活性化し、幸福感や物事をポジティブに捉えることに繋がると考えています。
《工賃》…面談の上、決定します。